
【黒川温泉の観光ガイド】情緒あふれる湯けむりの里を巡る旅へ
熊本県の阿蘇地方にある「黒川温泉」は、日本屈指の人気を誇る温泉郷だ。
7種類にもおよぶ多彩な泉質を持ち、旅館ごとに異なる源泉・個性的な湯船でバリエーションに富んだ湯巡りを楽しめる。
石畳の小路・湯けむりの風情・清流が織りなす里山景観も美しく、のんびりと過ごすのにぴったり。
この記事では、黒川温泉の見どころや魅力、お勧めの宿泊施設などを中心に紹介していく。
初めて訪れる人でも満喫できるように必要な情報をまとめたので、最後まで読んでほしい。
黒川温泉ってどんなところ?
「黒川温泉」は、熊本県阿蘇郡南小国町の山あいにひっそりと開かれた温泉郷。
歴史は江戸時代(1603年〜1868年)中期に遡るが、1970年代までは知名度が低く、存続の危機にあった。
しかし、1980年〜1990年代にかけて地元旅館が連携して行った取り組みが2000年以降に実を結び、日本屈指の温泉地に成長を遂げる。
世界からの評価も高く、2009年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(外国人用の旅行ガイドブック)」に掲載された。
そんな黒川温泉の魅力は、温泉街全体をひとつの旅館として考える独自のコンセプト。
自然に溶け込む落ち着いた里山の景観、湯けむり漂う渓谷沿いの情緒あふれる街並みは統一感があり、散策するだけでも楽しめる。
旅館同士の連携が取れており、街全体で温泉客をもてなす文化が根付く点も他とは異なる特徴だ。
また、硫黄泉・塩化物泉・酸性泉など7種類の泉質が湧くため、湯巡りで様々な効能や肌触りを楽しめる。

黒川温泉へのアクセス
黒川温泉は駅から離れているため、アクセスする際はレンタカー・タクシー・バスのいずれかを使う形となる。
ここでは、九州の空の玄関口である「阿蘇くまもと空港」と「福岡空港」を起点とした、黒川温泉への行き方を以下の表にまとめた。
どちらも直通だがバスの本数は1日3本、最終便はお昼すぎなので、フライト時刻を確認しつつスケジュールを組むのがお勧め。
| 起点 | 経路 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 阿蘇くまもと空港 | 阿蘇くまもと空港バスターミナル・3番のりばから九州横断バス・別府駅前行に乗車し、「黒川温泉」で降車 | 約1時間55分 |
・途中の阿蘇駅で10分の休憩あり ・運行は8時19分、9時19分、13時4分の3本 |
| 福岡空港 | 福岡空港国際線バスターミナル・アクセスホール10のりばから高速バス・黒川温泉行に乗車し、「黒川温泉」で降車 | 約2時間30分 |
・国内線からの発着なし ・運行は10時13分、11時58分、13時23分の3本 |
黒川温泉のおすすめの観光シーズンは?
黒川温泉は四季それぞれに趣のある温泉地だが、お勧めなのは美しい紅葉を楽しめる秋。
例年10月下旬〜11月中旬にかけてモミジやイチョウが見ごろを迎え、温泉街と周囲の山々が鮮やかな赤・黄色に染まる。
遊歩道や渓谷の自然散策、見え方が変わる露天風呂巡りといった、紅葉を眺める贅沢なひと時を過ごせるだろう。
また「温泉感謝祭」・「朝ピクニック」をはじめ、地域に根ざしたイベントが開催される。

黒川温泉の魅力を満喫できる3つの楽しみ方
これから紹介するのは、単なる観光や入浴にとどまらず、自然・灯り・人が織りなす温泉街の空気そのものを味わえる、お勧めの楽しみ方だ。
黒川温泉ならではの情緒と風格を体験しながら、心身ともにリフレッシュできるので、旅の思い出づくりにもぴったりだ。
1. 浴衣をレンタルして温泉街を散策
普段着ではなく、浴衣を着て温泉街を散策すると、より風情と非日常感を味わえる。
石畳の小路や川沿いの橋、湯煙が漂う風景の中を歩く姿が町並みに自然と溶け込み、気分が高まっていく。
温泉情緒と落ち着いた雰囲気に包まれ、一つひとつの瞬間が特別な思い出になるだろう。
なお、かつて「べっちん館事務所」で行われていた浴衣のレンタルサービスは2025年6月より休止中(2025年10月現在)なので注意してほしい。

2. 入湯手形を利用して湯巡りを楽しむ
黒川温泉で外せない体験が「入湯手形」を使った湯巡り。
入湯手形とは、小国杉で作られた丸札の入浴券で、約25カ所の加盟旅館の中から好きな3施設を選んで湯巡りできる。※1カ所は飲食・お土産の利用も可
大人1枚1,500円と、個別に支払うよりもお得に名湯を楽しめるほか、各旅館オリジナルの判子を入湯手形に押して、自分だけの記念札を作れるのも魅力。
使い終わった丸札は思い出として持ち帰ることもできる。
入湯手形を利用する流れは以下の通りだ。
- 黒川温泉の旅館や旅館組合「風の舎」で入湯手形を購入
- 行きたい旅館のフロントへ手形を提示し(手形裏面のシールを使う)、スタンプを押してもらい入浴
- 手形を持ち帰るor地蔵堂などに奉納する

3. 黒川温泉 湯あかりの幻想的な景色を楽しむ
黒川温泉の「湯あかり」は、毎年冬(12月中旬〜3月末)に開催される温泉街のライトアップ。
2012年から続く冬の風物詩となっており、丸鈴橋〜川端通り・やまびこ旅館付近・べっちん館前・黒川温泉バス停周辺の4カ所、17時〜21時30分の約4時間30分にわたって点灯する。
魅力は球体状の「鞠灯篭」約300個と高さ約2mの「筒灯篭」が温泉街の川沿いに幻想的な光を灯し、やわらかな光で包み込む独特な景観だ。
灯籠は地元の人々・関係者の手で一本ずつ作られ、竹素材の暖かい光が石畳・川面に反射して独特で心温まる空間を作り出す。
温泉の後に浴衣でそぞろ歩くと、川音や湯気、静けさも相まって、里山の情緒を強く感じられるだろう。

湯巡りの合間に訪れたい黒川温泉の見どころ3選
紹介する黒川温泉の見どころは、いずれも地域の風情・特色を色濃く映し出す温泉街の中心的な場所だ。
それぞれが違った形で歴史や伝承、暮らしと密接に結びついており、訪れる人に黒川温泉の深い魅力を感じさせる。
これらは数あるスポットの中でも外せない定番名所なので、黒川温泉に訪れたら必ず足を運んでほしい。
1. 丸鈴橋
「丸鈴橋」は、温泉街の中心を流れる田の原川に架かる長さ15.4m、幅4.2mの木造橋。
橋のたたずまいと周辺の建造物が一体となった温泉街らしい情緒が漂う黒川温泉のシンボルだ。
四季折々の自然美と温泉街の雰囲気を1度に満喫できるので、記念撮影スポットとなっている。
また、昼間は川沿いの湯気と木造旅館が作る風情、夕方以降は灯りが川面に反射した表情と、昼夜で異なる景観を楽しめるのも魅力のひとつ。

2. 地蔵堂
温泉街の中心部にある「地蔵堂」は、「身代わり地蔵」の逸話に登場する首なしのお地蔵を祀る歴史的なスポット。
創建は昭和時代(1926年〜1989年)初期、黒川温泉の発祥地とも言われ、上述した温泉手形の奉納場所になっており、堂内に多くの手形がぶら下がっている。
小さなお堂と木立、川音が作る抑制の効いた情景は趣があり、黒川温泉の歴史と精神を肌で感じられるだろう。
また、目の前には伝承に基づき、最初に湯が沸き出た共同浴場「地蔵湯」があるので立ち寄るのもお勧め。

3. 黒川神社
「黒川神社」は、温泉街の北側やや奥まった杜の中にひっそりと鎮座する氏神社(地域を守る神様を祀る神社)。
地元では古くから「明神様」と親しみを込めて呼ばれており、毎年秋に氏子・旅館関係者が集まって行うお祀り(しめ縄の掛け替え・境内清掃など)が続いている。
境内は杉の巨木に囲まれた静かな空間で、参道の鳥居や小さなお堂が神聖な雰囲気を醸し出す。
中心部の賑わいとは対照的で、湯巡りの合間・最後に立ち寄って心を落ち着かせるのにぴったり。

黒川温泉の魅力を満喫できるお勧めの宿泊施設5選
自然と調和したロケーションに佇み、静かな環境で湯めぐりを楽しめるお勧めの宿泊施設を紹介する。
館内には趣の異なる複数の温泉があり、四季折々の景色とともに湯あみを満喫できる人気の宿だ。
旅の目的や同行者に合わせて、自分にぴったりの宿を選んでほしい。
1. 黒川荘
黒川温泉の温泉街から1kmほど離れたところに位置し、喧騒から逃れて静かに滞在できる宿。
母屋と離れからなり、客室は純和風でありながら、ところどころにモダンさも感じるおしゃれな雰囲気。
やわらかな照明の光がやすらぎの時間を演出する。離れは囲炉裏と露天風呂を備えた一戸建てで、自然に溶け込む隠れ家のよう。

2. 黒川温泉 やまびこ旅館
田ノ原川沿いの自然豊かなロケーションに建つ温泉旅館「やまびこ旅館」。
客室は3タイプ全19部屋から選べ、深い緑と渓流に囲まれた落ち着いた雰囲気の中でゆったりと過ごせる。
最大の魅力は、黒川温泉街の中でも随一の広さを誇る露天風呂「仙人風呂」をはじめ、6種類の個性的な貸切風呂が24時間無料で利用可能なこと。
浅めの浴槽がある「親子ひのき風呂」、開放感たっぷりの「岩風呂」などを好きなだけ楽しめる。(予約不要・先客がいる場合は待ち)
川のせせらぎや満天の星とともに、四季それぞれの風情を感じながらの湯浴み体験は心身のリラックスにぴったりだ。
また、旬の地元食材を生かした会席料理も評判で、繊細な味わいを堪能できる。

3. 湯峡の響き優彩
温泉街の中心部から徒歩約5分の場所にある「湯峡の響き 優彩」は、50部屋以上の客室を備える大型ホテル。
宿の自慢は7種類の源泉かけ流し温泉だ。
幻想的なライトアップを楽しめる1番人気の「竹林風呂」を筆頭に、「双檜の湯」・「なごみの湯」など、自然との一体感を感じながらくつろげる。
泉質は塩化物硫酸塩泉・ナトリウム塩化物泉で、神経痛・筋肉痛・五十肩冷に効くとされ、肌にもやさしい感触が特徴。
浴場ごとに木の香りや渓流を望む造りといった湯船の趣向が変わるため、館内の湯巡りだけでも多様な温泉体験を満喫できる。
さらに、屋上テラスにはドーム型の休憩・映えスポットがあり、お風呂上りの火照った体を満天の星とともに冷ましてくれる。

4. 黒川温泉 いこい旅館
温泉街の中心部に位置する「いこい旅館」は、創業60年以上の歴史を持つ老舗旅館。
古き良き和の趣を大切にしたノスタルジックな佇まいが特徴で、館内の囲炉裏や長い木の廊下、茅葺風の浴舎などが昔ながらの温泉情緒を感じさせる。
田舎の実家に帰ってきたような素朴で温かみがある居心地の良い空間は、静かな滞在を求める人にぴったり。
13種類もの温泉は天然かけ流し、無色透明のやわらかい湯が肌を滑るように流れる「美人湯」として評判だ。
なかでも、黒川温泉で唯一「日本の名湯秘湯百選」に選ばれた混浴露天風呂「滝の湯」では、木々の影や打たせ湯の音が織りなす幻想的な雰囲気を満喫できる。

5. 黒川温泉 旅館 山河
山深い黒川温泉街からもさらに少し離れた森の奥に、まるで隠れ家のようにひっそりと佇む温泉旅館が「旅館 山河」だ。
山河の自慢の一つが、「薬師の湯」と「美肌の湯」の2つの異なる泉質の自家源泉。
良質なお湯を100%かけ流しで贅沢な湯浴みを楽しむことができる。
この温泉は、立ち寄り湯も可能な男性専用露天風呂「もやいの湯」や女性専用露天風呂「四季の湯」、宿泊者専用の内風呂「薬師の湯」、貸切風呂「六尺桶風呂」など全7つのお風呂がある。

朝食かランチに立ち寄りたい黒川温泉の人気飲食店3選
黒川温泉で押さえておくべき、人気飲食店を紹介しよう。
黒川温泉の豊かな自然が育んだ新鮮な食材をふんだんに生かし、地域ならではの味わいを提供している人気店だ。
夕方前には営業を終えるので早めの朝食かランチに立ち寄るのがお勧め。気になったお店で食事を楽しんでほしい。
1. わろく屋
「わろく屋」は温泉街の中心、丸鈴橋のたもとに位置する御客屋旅館の姉妹店。
明治時代(1868年〜1912年)の古民家を移築した佇まいが目を引くカフェレストランだ。
木のぬくもりに包まれた店内は落ち着いた雰囲気が漂い、1人でもグループでも気軽に入れる。
希少価値の高い阿蘇のブランド肉「あか牛」、自家農園の野菜を使った料理が同店の魅力。
看板メニューの「天下一品 あか牛御膳」は、あか牛のうまみを余すところなく堪能できる逸品で、2種類のソースで美味しくいただける。器にもこだわり、見た目から楽しめるのもポイント。
白・黒・赤の3種類を一度に味わえる「わろく屋三種のカレー」、甘さ控えめの「わろく屋プリン」も好評だ。

2. とうふ吉祥
「とうふ吉祥」は、黒川温泉で100年以上続く老舗の豆腐専門店。
筑後川の源流水と熊本産の大粒大豆「ふくゆたか」、天然にがりをはじめ、素材へのこだわりによって作られる豆腐料理が魅力だ。
昔ながらの製法で一つひとつを手作りする豆腐は、柔らかくも弾力のある食感と純粋な豆の味わいを楽しめる。
お勧めは季節ごとに内容が変わる「とうふ定食(松・竹・梅)」。
豆腐・こんにゃくを基本に小鉢やお味噌汁、デザートがセットになったヘルシーな定食で、ご飯・豆腐はおかわりできるのもうれしい。
また、「吉祥揚げ」と呼ばれる厚めの油揚げはお酒のつまみとしても人気。
いろりを囲んで食べる雰囲気も温かく、満足度の高い食事体験となるだろう。

3. そば屋 沙羅
「そば屋 沙羅(しゃら)」は、山あいの静かな立地にある手打ちそば屋。
日本家屋を生かした古民家風の造りで、店内からは苔・庭の緑が望めるなど、落ち着いた空間と景色がよくマッチする。
阿蘇と長野産のそば粉を独自にブレンドし、清らかな地下水を使って打つ外一そば(そば粉10:つなぎ1)が特徴だ。
そば本来の香りとコシを楽しめるほか、しっかりと歯ごたえもありながら喉越しも抜群で、他とは違った味わいを堪能できる。
また、自家製の無農薬米や野菜、貴重な烏骨鶏の生卵をはじめ、そば以外の食材へのこだわりも強く、提供される全ての料理が美味しい。
人気メニューは贅沢セットの「つばき地どり」、さっぱりで食べやすい「元気そば」だ。

黒川温泉を拠点に巡りたい周辺観光スポット5選
最後に黒川温泉周辺にあり、レンタカーで行けるお勧めのスポットを紹介しよう。
豊かな自然美と四季折々の風景、歴史が息づく神秘的な環境を楽しめる人気の場所だ。
大自然の中で非日常体験やパワースポット巡りができるので、黒川温泉と併せて満喫する観光プランを立ててほしい。
1. 清流の森
「清流の森」は、黒川温泉街から車で約5分の場所にある約80ヘクタールの森林公園。
渓流が流れる園内は「どんぐりの森」・「きのこの森」など8つのテーマゾーンに分かれ、多様な植物や季節ごとの野鳥を観察できるのが特徴だ。
特に秋の紅葉が見事で鮮やかに染まった紅葉樹が別世界へ誘う。
また「すずめ地獄」や「恋人たちの丘」をはじめ、奇岩石群の見どころも盛りだくさん。
遊歩道が整備されているため、マイナスイオンを浴びながらリフレッシュする森林浴もお勧め。

2. 瀬の本高原
「瀬の本高原」は、黒川温泉街から車で20分ほど、やまなみハイウェイの途中にある標高850m〜900mの高原地帯。
高原内にはレストハウスやキャンプ場、ホテルなどの施設が整い、自然散策・アウトドアレジャーの拠点になっている。
魅力は「熊本緑の百景」第1位に選ばれた360度の大パノラマだ。
南に阿蘇五岳、北にくじゅう連山を望み、目の前に広がる草地が季節ごとに表情を変えていく。
どの季節でも視界の抜けと山並みの遠望が楽しめるほか、運が良ければ阿蘇方面の雲海を眺められる。

3. マゼノ渓谷
黒川温泉街から車で約30分の場所にある「マゼノ渓谷」は、阿蘇外輪山の裾野に広がる筑後川の源流。
春(ゴールデンウィーク)と秋(10月中旬〜11月下旬)のみの期間限定で開放しているため、「秘密の渓谷」という異名を持つ。
大きな一枚岩の川床や、岩肌を洗うように流れる清流、両岸を覆う広葉樹林といった手つかずの自然が織りなす絶景が魅力だ。
渓谷内には「マゼノ滝」などの滝・渓流ポイントが点在し、普段は立ち入れない秘境感と緑豊かな環境でトレッキングを楽しめる。

4. 押戸石の丘
黒川温泉街から車で30分程度の場所にある「押戸石の丘」は、標高約845mの波打つ草原の丘。
丘上からは360度の大パノラマが開け、四季折々の風景とともに自然美を楽しめる。
見どころは、古代の祭礼遺構とされる巨石群が点在する独特の景観だ。
高さ約5.5m、周囲15mの一枚岩「押戸石」をはじめ、象形文字が刻まれた「鏡石」や時を刻んだ「はさみ石」など、古代の神秘が息づいている。
石列の配置・形に人為的な意図を感じられるため、考古学的・民俗学的な観点から見ても面白いだろう。

5. 夫婦滝
黒川温泉街から車で10分ほどアクセスできる「夫婦滝(めおとだき)」は、田の原川と小田川が滝となって合流する地点にある滝の総称。
向かって左側が落差約15mの「男滝」、右側が落差約12mの「女滝」と呼ばれ、2つが一体となって流れ落ちる姿が“夫婦”の名にふさわしい景観を作り出す。
滝の周りは小国杉に囲まれ、早朝には幻想的な光芒が差し込み神秘的な雰囲気を楽しめる。
「出逢いの滝」・「縁結びの滝」としても有名で、恋愛成就や夫婦円満の参拝目的で訪れる人も多い。

黒川温泉の口コミ
黒川温泉に関するよくある質問
Q
黒川温泉に日帰り施設はあるの?
黒川温泉で最も古い歴史を持つ「歴史の宿 御客屋」や13種類の湯巡りを楽しめる「いこい旅館」をはじめ、多くの施設で日帰り入浴ができます。
Q
黒川温泉の名物グルメは?
熊本・阿蘇地方のブランド「あか牛」を使った料理、熊本の郷土料理「だご汁」、そば粉を水にこだわった「そば」などが有名です。
まとめ
「黒川温泉」の魅力や楽しむポイント、人気の飲食店を中心に紹介してきた。
渓谷沿いに旅館が寄り添うように並び、街全体がひとつの温泉宿のようにまとまっている黒川温泉では、多彩な湯巡りを満喫できる。
周囲は豊かな自然がすぐ手の届く場所にあり、季節ごとの風情を感じられるのも特徴だ。
ぜひ一度足を運んで、温泉での癒やしと里山景観を味わってみてはいかがだろうか。
定番の観光・ショッピングスポットなど、熊本旅行のプラン作成に役立つ情報をまとめた、こちらの記事も併せて読んでほしい。