
草津温泉旅行がさらに充実!八ッ場ダムエリアの特別体験8選
2020年に完成した八ッ場ダムとエメラルドグリーンに輝く「八ッ場あがつま湖」を中心に、多彩なアクティビティが楽しめる八ッ場エリア。
歴史ある川原湯温泉のほか、湖のほとりには道の駅や湖畔公園が点在し、日帰り旅でも泊まり旅でも楽しめる。
ダムとともに誕生した湖畔リゾートは、都心からのドライブ旅、草津温泉と組み合わせた旅にもぴったりだ。
八ッ場ダムってどんなところ?
群馬県・長野原町にある八ッ場ダムは、吾妻川に建設された高さ116m、長さ約291mの重力式コンクリートダムで、住民の移転や政権交代による計画の見直しなどを経て、2020年春にようやく管理を開始した。
現在は八ッ場ダムとダムによって生まれた「八ッ場あがつま湖」を中心に、豊かな自然に包まれた湖畔リゾートが広がっている。
湖の周りには、キャンプ場や公園、道の駅が整備され、ドライブやサイクリングにもぴったり。カヌーやカヤック、SUPなどのウォーターアクティビティのほか、湖に飛び込むバンジージャンプや水陸両用バスといったユニークな体験も楽しめる。
ダム下流では、国指定名勝「吾妻峡」のハイキングや旧JR吾妻線の廃線跡を走る自転車型トロッコといったアクティビティが人気を集めている。

ダム敷地内にある「なるほど!やんば資料館」では、ダム建設の歴史や仕組みをわかりやすく紹介。
「やんば天明泥流ミュージアム」では、工事に伴う発掘で見つかった縄文時代から江戸時代の遺跡を見ることができる。
大スケールのダムの眺望と湖、大自然を舞台にした多彩なアクティビティ、興味深い歴史を一度に楽しめるエリアだ。

八ッ場ダムの歴史と役割
群馬県長野原町の吾妻川に建設された八ッ場ダムは洪水調節や首都圏の水道・工業用水の安定供給などを担う多目的ダム。
その計画は、1947年のカスリーン台風で利根川流域が大きな洪水被害を受けたことをきっかけに始まった。
首都圏の人口増加、地下水汲み上げによる地盤沈下問題も深刻化し、治水と利水を両立する八ッ場ダム計画の必要性は増していった。
一方で、ダムの水没予定地には国の名勝や温泉地、住民の集落、鉄道や国道といった生活基盤が集中しており、移転や観光への影響から反対運動が長期化。
政権交代に伴う事業見直しや中止宣言を経て、計画から完成まで68年を要する長期事業に。
2019年10月の台風19号では、試験湛水中だった八ッ場ダムが下流の被害を抑えたとして注目を集め、2020年、ついに本格運用を開始。
高さ約116mの重力式コンクリートダムとして、洪水の調節首都圏への水道・工業用水の供給、吾妻川の正常な機能の維持および発電を目的とした役割を担っている。
八ッ場ダムへのアクセス
草津温泉から八ッ場ダムへのアクセス
草津温泉から八ッ場ダムへ行く方法は2通り。
1つ目は、JRバス関東の路線バスを利用するルート。
ほぼ1時間1本の間隔で運行する路線バスで、草津温泉バスターミナルからJR長野原草津口駅まで向かう。
長野原草津口駅からは、周遊バス「八ッ場ぐるりん」またはタクシーで八ッ場ダムへ。
2つ目は、草津から周遊バス「八ッ場ぐるりん」を利用する方法。
ダム方面行きの始発は草津ナウリゾートホテルから出発し、草津温泉バスターミナルを経由して長野原草津口駅、八ッ場エリアの各バス停へ向かう。
最終便はその逆ルートで、草津温泉まで運行。
運行路線が草津まで延びるのは上下線各1本のみだが、時間が合えばかなり便利な交通手段だ。
経路1
- アクセス
-
1.「草津温泉バスターミナル」からJRバス関東で「JR長野原草津口駅」へ移動
2.下車後、徒歩数分でバス停「長野原草津口駅横<Dts本社>」へ
3.「長野原草津口駅横<Dts本社>」から周遊バス「八ッ場ぐるりん」(八ッ場ダム方面行き)に乗車し、「八ッ場ダム」で下車、到着 - 所要時間
- 1時間5分〜10分
- 料金
- 780円(JRバス関東)+400円(八ッ場ぐるりん)
経路2
- アクセス
- 「草津温泉バスターミナル」から「八ッ場ダム」まで周遊バス「八ッ場ぐるりん」で移動、到着
- 所要時間
- 45分
- 料金
- 800円(八ッ場ぐるりん)
東京方面からのアクセス
東京方面から八ッ場ダムへは、鉄道または高速バスでアクセスできる。旅のスケジュールや周遊バスの時刻に合わせて、行きやすいルートを選ぼう。
経路1(鉄道利用)
- アクセス
-
1. JR「東京駅」から新幹線でJR「高崎駅」へ。
2. JR「高崎駅」で吾妻線の普通列車に乗り換え、JR「川原湯温泉駅」まで乗車。
3.「川原湯温泉駅」から周遊バス「八ッ場ぐるりん」に乗り、「八ッ場ダム」で下車 - 所要時間
- 約3時間40分
- 料金
- 5,920円(JR乗車券・指定席特急券)+400円(八ッ場ぐるりん)
経路2(高速バス利用)
- アクセス
-
1.「バスタ新宿(新宿駅新南口)」から高速バス「上州ゆめぐり号」で「川原湯温泉駅」へ
2. 「川原湯温泉駅」から周遊バス「八ッ場ぐるりん」に乗り、「八ッ場ダム」で下車 - 所要時間
- 約4時間20分
- 料金
- 3,200〜3,600円(上州ゆめぐり号)+400円(八ッ場ぐるりん)
八ッ場ダムとその周辺で楽しめる特別な体験8選
特別な時間を楽しめる体験が豊富に揃う八ッ場ダム周辺。
ここでは厳選した8つの体験を紹介していく。
八ッ場ダム周辺の特別な体験と合わせて、八ッ場ダムを余すところなく楽しもう。
1. 八ッ場ダム見学
(一社)つなぐカンパニー主催で毎年3月〜12月に月1回開催される「八ッ場ダム見学ツアー」は、普段は立ち入ることができない堤体内部を見られる特別な体験ツアー。
中学生以上が対象で、各回先着20名の少人数制。公式ページで日程が公開されたら、早めに申し込もう。
ツアーはなるほど!やんば資料館の会議室で、スライドや映像で八ッ場ダムの成り立ちと役割を学び、いよいよ通常非公開の「キャットウォーク」へ。
足もとに広がる圧巻の高さと風景に、息をのむスリルが味わえる。
続いて堤体内部を探訪。分厚いコンクリートのダム内部の設備を間近で見学できる。
参加者限定の特製ダムカードは、旅の記念になること間違いなしだ。
※悪天時、「キャットウォーク」の見学はありません。

基本情報
- 施設名称
- 八ッ場ダム見学ツアー
- 郵便番号
- 377-1302
- 住所
- 群馬県吾妻郡長野原町川原湯223-5
- 電話番号
- 0279-82-5895
- 予算
- 3,000円(保険料込み)
- 主催者
- 一般社団法人つなぐカンパニーながのはら
- 集合場所
- 周遊バス 八ッ場ぐるりんバス停「八ッ場ダム」より徒歩0分
- アクセス
- JR吾妻線「長野原」駅草津口からタクシーで約10分
- 公式サイト
- 公式サイト
2. 水陸両用バス 八ッ場にゃがてん号ツアー
赤と白の車体がカラフルな水陸両用バス「八ッ場にゃがてん号」で、青くきらめく八ッ場あがつま湖を巡ろう。
「ハッ場湖の駅丸岩」を出発したバスは、八ッ場エリアの大自然を望む湖岸道路をドライブ。「八ッ場にゃがてん号」に描かれている「天狗のてんちゃん」によるガイドもある。
そしてバスは湖水に近づくと、いよいよハイライトの「スプラッシュイン」。
専用スロープから水陸両用バスが一気に水面へ突入し、凄まじい水しぶきが弾ける。
ゆったりと湖上を遊覧しながら、水面から見上げる八ッ場ダムと山々の絶景を堪能したい。
ツアーの前後は、「ハッ場湖の駅丸岩」でダムカレーやスイーツなどのグルメを楽しんで。バス停「長野原草津口駅横<Dts本社>」から発着する便もあるので、旅の行程に合わせて選ぼう。

基本情報
- 施設名称
- 水陸両用バス 八ッ場にゃがてん号ツアー
- 郵便番号
- 377-1303
- 住所
- 群馬県吾妻郡長野原町横壁904-3 ハッ場湖の駅丸岩
- 電話
- 0279-82-5596(ハッ場湖の駅丸岩)
- 予算
- 中学生以上2,800円、小学生以下1,820円
- 公式サイト
- 公式サイト
3. 吾妻峡レールバイク アガッタン
八ッ場ダムの下流側を走る「吾妻峡レールバイク アガッタン」は、ダム建設により一部付け替えとなったJR吾妻線の廃線跡を走る自転車型トロッコのアトラクション。
ガッタン、ガッタンとレールの継ぎ目を拾いながら、国指定名勝・吾妻峡の北側に敷かれた片道約2.4kmの線路を進む。
途中には、日本一短い鉄道トンネルとして知られた「樽沢トンネル」や小さな踏切、吾妻峡の自然と里山が織りなすのどかな風景が次々と現れる。
渓谷を見下ろす区間やライトアップされたトンネル内も見どころ。
ルートは八ッ場ダムの下から道の駅あがつま峡の対岸まで続いているので、吾妻峡のハイキングと組み合わせて楽しむのもお勧めだ。

基本情報
- 施設名称
- 吾妻峡レールバイク アガッタン
- 郵便番号
-
・「雁ヶ沢」駅:377-0814
・「吾妻峡八ッ場」駅:377-1301 - 住所
-
・「雁ヶ沢」駅:群馬県吾妻郡東吾妻町松谷868-1 東吾妻町吾妻峡周辺地域振興センター
・「吾妻峡八ッ場」駅:群馬県吾妻郡長野原町川原畑1121-31 八ッ場ダム本体左下 - 電話
- 0279-26-9431 (吾妻峡レールバイク)
- 予算
-
3人乗り片道3,000円、往復5,000円
4人乗り片道3,500円、往復6,000円 - 公式サイト
- 公式サイト
4. 八ッ場バンジー
八ッ場あがつま湖に架かる3つの橋のうち、ダムに最も近い全長494mの「八ッ場大橋」。
ダムの堤体や周囲の山並みまで一望できる開放感抜群のロケーションを舞台に、バンジージャンプができる。
八ッ場大橋に設置された高さ約45mのジャンプ台からエメラルドグリーンに輝く湖面へ一直線にダイブ。
水面にタッチできる「ウォータータッチ」、2人同時に飛べる「タンデムジャンプ」、さらに車いすユーザーも体験できる「車いすバンジー」など、他のサイトにはないスタイルにチャレンジできるのも魅力だ。
2026年の実施は、湖の水位が低くなる7月予定。夏空と色鮮やかな湖に向かって爽快にダイブしよう。

基本情報
- 日本語名称
- 八ッ場バンジー
- 郵便番号
- 377-1301
- 住所
- 群馬県吾妻郡長野原町川原湯 八ッ場大橋
- 電話番号
- 0278-72-8133(予約専用)
- 予算
- 1回13,000円、同日2回目6,000円、ウォータータッチ24,000円、タンデム28,000円、車いす13,000円
5. カヌー・カヤック体験
八ッ場あがつま湖では、子どもと同じ艇に乗れるカナディアンカヌー、カヤックのツアーを実施。
季節や水位によって表情を変える穏やかな湖面を水上散策しよう。
どちらのツアーも不動の滝を湖面から見上げたり、ジャングルさながらの森へ漕ぎ出したりできる。
その日の天候とコンディション、参加者のスキルに合わせたコースを案内してくれるので、初心者も安心して参加しよう。
カヌーツアーの見どころ
安定感のあるカナディアンカヌーに乗り、ガイドのレクチャーを受けながら八ッ場あがつま湖をゆったりと進む約2時間のツアー。
2〜3人乗りなので子どもと同じ艇に乗れ、カヤックよりも濡れることが少ないので、周囲の山々やダム湖の静かな景観をのんびりと満喫できる。
アウトドア初心者や子連れファミリーにもお勧め。

※最小サイズのライフジャケットが着用できれば、4、5歳からカヌー体験可能。
カヤックツアーの見どころ
カヌーと比べると、より水面に近い目線で八ッ場あがつま湖を体感できるカヤック。
1〜2人乗りのカヤックを自分のペースで漕ぎ進めながら、エメラルドグリーン(通称、八ッ場グリーン)に輝く湖面やダムの堤体、吊り橋の下へ探検気分で進もう。
カヤックは小回りが利くので、入り江や岩壁により近づけるのも嬉しい。

ツアーを開催する団体・施設「パドル屋」
JSPA(日本セーフティパドリング協会)の公認スクールパドル屋。
八ッ場あがつま湖で、カヌーやカヤック、SUPのツアーを実施している。
ツアーの出廷場所は、不動大橋たもとにある「八ッ場林ふるさと公園」。
ツアーごとに参加条件や実施時間が異なるので、詳細はパドル屋公式サイトを確認してほしい。

八ッ場あがつま湖周辺のそのほかのアクティビティやグルメ情報は川原湯温泉あそびの基地NOAをチェックしよう。
6. 不動の滝を鑑賞する
不動大橋から観賞できる「不動の滝」は、落差約90mで湖に落ちる優美な名瀑。年間を通じて水量はさほど多くなく、不動沢の黒い断崖を細く白い滝が流れ落ちる。橋上のビューポイントから真正面に望むことができるほか、前出のカヌーやカヤックツアー、SUPで、湖面から滝近くまで行くこともできる。
厳冬期には、凍り付いた滝が三段の青白い氷のオブジェのようなきらめきに。その見事な氷瀑は、1月〜2月の八ッ場エリアの新たな風物詩となっている。

7. 吾妻峡ハイキング
八ッ場ダムの下流に広がる吾妻峡は、吾妻川が火山噴出による溶岩を長い年月をかけて削り出した、国指定名勝のV字峡谷。
ダム堤体のエレベーターを降りた先の広場から、川沿いに約2.5km先の「ふれあい大橋」まで、断崖や奇岩が両岸に連なり、コバルトブルーの流れがきらめく幻想的な景観が続く。
見どころは、最も狭い場所で川幅約3m、深さ約50mになる「八丁暗がり」と、峡谷の緑に朱色のアーチが映える「鹿飛橋」。
ダムを背にして左岸には歩きやすく整備された遊歩道が、右岸には鹿飛橋まで未舗装のハイキングコースが続き、どちらからも渓谷を見下ろす絶景が楽しめる。
八ッ場ダムからふれあい大橋まで歩くと片道およそ1時間。八ッ場ダムを拠点とするなら、鹿飛橋で折り返して戻るコースもお勧め。
ふれあい大橋まで歩く場合は、レールバイク「アガッタン」で八ッ場ダムに戻るか、そのまま道の駅あがつま峡まで歩いて日帰り温泉でゆったりと疲れを取るのもよい。

ミツバツツジが彩る4月中旬〜下旬、新緑が眩しい5月、紅葉が色づく10月下旬〜11月上旬は、吾妻峡が最も美しい時期。
カエデやクヌギ、アカマツが渓谷両岸を彩り、遊歩道や鹿飛橋では、新緑や紅葉のトンネルが楽しめる。

8. 道の駅あがつま峡で忍者体験
八ッ場ダムの下流にある「道の駅あがつま峡」は、国の名勝・吾妻峡の玄関口。
広い敷地に、日帰り温泉「吾妻峡温泉天狗の湯」、農産物直売所や食事処、天然芝のドッグラン、あがつまふれあい公園などが併設され、ゆったりと過ごせる。
こちらは忍者をテーマにした全国的にも珍しい道の駅。
もちもちシャリシャリの食感が楽しい冷凍スイーツ「兵糧丸葛バー」をはじめ、忍者モチーフのフードやグッズが充実している。
土日には、戦国時代に信濃国や上野国を拠点に活動した真田忍者をテーマにした忍者体験イベントを実施。
中でも人気は景品付きの手裏剣投げ体験。遊びやスイーツで吾妻真田忍者の世界観を感じられるユニークな道の駅だ。

基本情報
- 施設名称
- AGATSUMA SANADA NINJYA World
- 郵便番号
- 377-0813
- 住所
- 群馬県吾妻郡東吾妻町大字三島6441 道の駅あがつま峡
- 電話
- 0279-67-3193
- 予算
- 手裏剣投げ1回500円(5つの手裏剣が投げられる)
- 公式サイト
- 公式サイト
八ッ場ダム周辺で味わいたいグルメ3選
八ッ場ダム周辺には、湖の景観とともに楽しめるご当地グルメスポットが点在。
ダムを模した遊び心満載の八ッ場ダムカレー、川原湯温泉ならではのクラフトビール、湖を望むカフェで楽しむスイーツなど、ここでしか出会えないグルメをご紹介。
1. 八ッ場食堂「八ッ場ダムカレー」
八ッ場ダムから周遊バス「八ッ場ぐるりん」で12分、不動大橋のたもとにある「道の駅八ッ場ふるさと館」。
観光客はもちろん、採れたての新鮮野菜を求めて地元の人も訪れる人気の道の駅だ。
施設内の「八ッ場食堂」では、窓越しに湖を眺めながらご当地カレーや郷土料理が気軽に味わえる。
名物の「八ッ場ダムカレー」をはじめ、群馬ならではのソースひれかつ丼、八ッ場おつみ団子、うどんやそばなど、地元食材や八ッ場らしさを活かしたメニューが揃っている。
こちらの看板メニューは「八ッ場ダムカレー」。
ダムを模した特注の仕切り付きプレートにルーとライスを盛りつけた一皿だ。
地元産の舞茸が入った辛口タイプ、野菜がゴロゴロ入った甘口タイプの2種類あり、注文するとここだけのオリジナルのダムカードが付いてくる。

2. 笹湯カフェ「川原湯温泉醸造舎のクラフトビール」
八ッ場ダムから周遊バス「八ッ場ぐるりん」で8分、JR川原湯温泉駅から徒歩1分という好立地にある複合アウトドア観光施設「川原湯温泉あそびの基地 NOA」。
土日には持ち込みのキャンプや日帰りBBQが楽しめるほか、源泉かけ流しの川原湯温泉「笹湯」、地元「豊田乳業」の牛乳を使ったカフェも併設され、湖を眺めながら過ごせる。
施設内の「川原湯温泉醸造舎」は、小さなクラフトビール醸造所。
地元の水で仕込み、酵母をそのまま閉じ込めた川原湯ならではのクラフトビールが味わえる。併設の笹湯カフェやキャンプサイトで、できたてのオリジナルビールをどうぞ。
ガラス越しに工場見学もできるほか、おみやげ用の瓶ビールも販売されている。

3. 八ッ場湖の駅丸岩「芋んぶらんソフト」
八ッ場ダムから周遊バス「八ッ場ぐるりん」で20分、丸岩大橋のたもとにある「八ッ場湖の駅丸岩」。
旧長野原町役場庁舎を再現したレトロな建物からは、湖と周囲の雄大な自然を一望できる。
館内には食堂やカフェ、ショップがあり、水陸両用バスの発着所としても利用されている。
食堂の看板メニューは、長野原町のシンボルである丸岩をイメージしたハンバーグをのせた「丸岩カレー」だ。
2025年7月にオープンした眺めのよい「まるいわカフェ」では、トミーファーム産のさつまいも「シルクスイート」をたっぷりと使った「芋んぶらんソフト」が楽しめる。
ミルキーでコクがあるソフトの上に、なめらかなさつまいもペーストをたっぷりと絞ったオリジナルスイーツは、湖を眺めながら味わうのにぴったりだ。

八ッ場ダム周辺に1泊するのもお勧め!川原湯温泉で名湯を楽しむ
八ッ場ダムから周遊バス「八ッ場ぐるりん」で6分、バス停「王湯」から徒歩ですぐの川原湯温泉。
旧温泉街は八ッ場ダムの完成により湖の底へ沈み、現在は湖を見下ろす高台に湖畔の小さな温泉地として再生。
共同浴場「王湯」を中心に、6軒の宿が集まる古くも新しい温泉地だ。
わずかに硫黄の香りを漂わせる無色透明の湯は、柔らかな肌当たり。
長く浸かっても湯疲れしづらい。
その歴史は古く、1193年に狩りにやってきた源頼朝が発見したと伝えられる。
草津温泉の強い湯のあとに立ち寄る“仕上げ湯”として、古くから親しまれてきた。

泊まりたいお勧め宿の一つが、創業1661年の老舗「山木館」。
約2000坪の敷地にわずか8室を設え、移築した古民家に囲炉裏、古道具を配した趣ある空間が広がる。
湖を望む露天風呂や旅情あるかまど料理で、贅沢な時間が過ごせる。

温泉街でダムに一番近い場所にある「やまた旅館」は、1日2組限定の小さな湯宿。
自家農園で収穫された新鮮野菜を使った食事が自慢で、自作の器でのもてなしにも温かみを感じる。隣接する工房では陶芸体験も可能だ。

それぞれに趣の異なる宿がそろう川原湯温泉。旅の目的や過ごし方に合わせた一軒を選びたい。
八ッ場ダムとその周辺で開催される4つのイベント
八ッ場エリアや長野原町では、冬の湯かけ祭りをはじめ、春から秋にかけて見逃せないお祭りやイベントを実施。
氷点下の朝に湯しぶきが舞う勇壮な裸祭り、秋のはじめにダム階段を駆け上がるステアクライミングレース、夏の花火が湖面を彩る八ッ場の日、白熱の浅間高原雪合戦など、訪れる人を魅了する4つのイベントをご紹介。
1. 湯かけ祭り
毎年1月20日に行われる川原湯温泉の湯かけ祭りは、大寒の日にふんどし姿の若者が温泉の湯をかけ合い、湯の神に感謝する裸祭り。
厳冬の早朝に、湯煙が立ちのぼる中で行われる湯の掛け合いは迫力満点。
日本の奇祭のひとつに数えられている。
湯かけ祭りは共同浴場王湯で早朝5時の神事から始まる。
湯の神への感謝と無病息災・家内安全などを祈願する儀式の後に、紅白の鉢巻きとふんどし姿の若者が、一斉にお湯をかけ合う。
湯けむりに包まれ、勇ましい掛け声とともに湯が飛び交うダイナミックな光景は一見の価値あり。
見物は無料。
写真撮影OKなので、マナーに配慮して撮影しよう。
早朝5時過ぎからのお祭りなので、前夜は川原湯温泉に宿泊しておくとよい。
氷点下なので、防寒対策を忘れずに。

2. ステアクライミングレース -八ッ場ダム階段登りレース-
群馬県長野原町のシンボルとなった高さ116mの八ッ場ダムで、9月に行われるステアクライミングイベント。
八ッ場ダムの巨大な堤体の非常階段が特別に開放され、高さ116m高さのダムのうち階段区間は79m、316段のダム階段を一気に駆け登るタイムトライアルレースとなっている。
エントリー時の希望に合わせたレベルでの参加となるため、小学校低学年から参加OK。
1本勝負のシングルアタック、2回の合計タイムを競うダブルアタックがあり、公式サイトより5月下旬から先着250名でエントリー受付を開始する。
参加料金や注意点、競技ルールは公式サイトを確認しよう。
エリート選手のレースも同時開催され、日本トップレベルの走りも観戦できる。
大人数のイベントなので、宿泊希望の場合は早めに宿の予約を。
事前のトレーニングで体を慣らしておくのも忘れずに。

3. 八ッ場の日
「8(や)8(ば)」にちなんで毎年8月8日前後に行われる地域イベントデー。
八ッ場ダムや湖周辺、道の駅を舞台に「まるっと八ッ場Festival」が開催される。
まるっと八ッ場Festival
湖の上空が大輪の花火で彩られる湖上での打ち上げ花火がメインイベント。
不動大橋をメイン会場に、当日夕方〜夜にかけて実施。
当日は不動大橋が歩行者天国となり、キッチンカーやテントで賑わう。
花火や夜の時間帯は人出が増えるので、時間に余裕を持って移動しよう。
道の駅八ッ場ふるさと館、川原湯温泉あそびの基地NOA、やんば茶屋、やんば天明泥流ミュージアム、八ッ場湖の駅丸岩などの周辺施設を巡る昼間のスタンプラリーも開催。
チェックポイントをクリアすると、プレゼントがもらえる。
施設ごとにさまざまなイベントやサービスを実施予定。

4. 北軽井沢炎のまつり
長野県との県境に位置する北軽井沢で、雪原いっぱいにキャンドルが灯る冬の風物詩。
真っ白な雪原に約2000本ものろうそくが並び、会場一帯が幻想的な光に包まれる。
夜が更けるにつれて絵柄が浮かび上がるキャンドルアートのほか、凍てつく空に打ち上がる冬花火も見もの。
会場にはキッチンカーが並び、焚き火にあたりながら温かなフードを楽しめるのも嬉しい。


まとめ
八ッ場エリアは、スケール大の巨大ダムとエメラルドグリーンの湖を舞台に、多彩なアクティビティ、グルメ、温泉、イベントが詰まった湖畔リゾート。
ここでは、八ッ場ならではの特別な体験や中心に紹介。
草津温泉からのアクセスもよく、一日では遊び尽くせない多彩な楽しみがある八ッ場エリアで、新たな旅の魅力を見つけよう。
