
【山形のエリア別お勧め宿泊施設11選】名湯と旬の食材を味わえる滞在拠点
東北地方の日本海側に位置する山形県。
奥羽山脈や出羽三山に囲まれた、清流・最上川が大地を潤す自然豊かな土地だ。
四季の移ろいがくっきりと風景に映り、蔵王の樹氷や銀山温泉の石畳、日本海に沈む夕日など、その瞬間にしか出会えない絶景が旅人を迎えてくれる。
歴史ある温泉地も多く、米沢牛や庄内の海の幸といった美食も大きな魅力だ。
そんな山形の旅を満喫するには、どのエリアを滞在拠点にするかが大切になる。
目的に合わせて拠点を選べば、移動の負担を抑え、限られた時間をより豊かに使えるだろう。
この記事では、山形観光に適した主要エリアと、注目の宿泊施設を厳選して紹介する。
山形観光の拠点に最適な3つのエリア
一般的に山形県は、中央の「村山」、南部の「置賜(おきたま)」、北西部の「庄内」、北部の「最上」の4エリアに分けられる。
それぞれに異なる魅力があるが、初めての山形旅なら、観光スポットが集まり移動もしやすい「村山」「置賜」「庄内」のいずれかを拠点に据えると、旅がスムーズになるだろう。
- 村山エリア
- 蔵王温泉や銀山温泉、山寺など、名所をバランスよく巡りたい人にお勧め。
- 置賜エリア
- 米沢の城下町文化や赤湯・小野川などの情緒ある温泉を満喫したい人にお勧め。
- 庄内エリア
- 日本海の海の幸や、出羽三山が育んだ精神文化に触れたい人にお勧め。

観光・温泉・山形グルメを全部楽しむ!「村山エリア」のお勧め宿泊施設5選
山形県中央部に位置する「村山エリア」。
山形市を中心として県内各地へのアクセスがよく、旅の起点にふさわしいエリアだ。
樹氷で名高い蔵王の壮大な景観、県有数の桜の名所・霞城公園、岩肌に刻まれた山寺(立石寺)の荘厳な佇まいなど、知名度の高いスポットも目白押し。
情緒あふれる銀山温泉や古湯の風情を残す蔵王温泉、“将棋の街”に湧く天童温泉と、名湯にも恵まれている。
さらに、さくらんぼをはじめ、桃、ぶどうなど四季折々の果物が彩る“フルーツ王国”ならではの食の魅力も外せない。
見どころの多さとアクセスの良さを兼ね備えた「村山エリア」は、山形旅行を幅広く楽しみたい人に最も頼りになる拠点といえるだろう。
1. 天童温泉 美味求真の宿 天童ホテル
山形県のほぼ中心部、天童市で1911年に開湯した美肌の湯として知られる天童温泉が楽しめるホテル。
天童温泉随一という広さの湯船でゆったりと寛げる大浴場や、宿泊者限定の貸切風呂「桜」で天童温泉を堪能することができる。
なかでも豪快に流れ落ちる庭園の滝を眺めつつ湯浴みができる露天風呂「滝見露天」が自慢。

2. 古山閣 新館 クラノバ
山形・銀山温泉の旅館「古山閣」に隣接し、2017年にオープンしたオーベルジュスタイルの新館。
本館と並んで建つ外観は温泉街の雰囲気にマッチした和の装い。
客室は温泉街を望む街側の洋室が6部屋。
モダンなイメージで統一され、イタリア語で「新しさ」と「クラシック」を意味する単語を組み合わせた屋号にふさわしい空間になっている。

3. 深山荘高見屋
1716年創業の老舗旅館。その歴史を語るかのように純和風建築の館内には随所に日本の伝統美を確認できる。
山形最古の蔵王温泉の自家源泉を3つ保有し、混じり気のない源泉かけ流しを楽しめる。
川のせせらぎを感じられる露天風呂や、伝統工芸職人が手がけた露天桶風呂などでその真髄を体感できる。

4. 山形国際ホテル
JR「山形」駅東口から徒歩7分の好立地にある、客室数177室、262名の収容が可能な大規模ホテル。
駅前の繁華街まで徒歩5分、蔵王や山寺までも車で40分の立地で、観光にもビジネスにも便利。
山形の美しい景色を望める専用バスルームがついたデラックスツインルームや、小さなお子さま連れでも安心な和室など、さまざまな部屋タイプを用意。

5. 能登屋旅館
山形県尾花沢市にある銀山温泉内の旅館。
銀山川の両岸に木造の温泉旅館が立ち並ぶ温泉街沿いにあり、本館は登録有形文化財に指定されている。
大浴場の他に2つの露天風呂や洞窟風呂など異なる風呂に入れるのも魅力のひとつ。
硫黄の香りがほのかに香る温泉の効能は神経痛や皮膚病など多岐にわたる。

歴史と名湯、米沢牛を堪能!「置賜エリア」のお勧め宿泊施設3選
山形県南部に広がる「置賜エリア」は、米沢市を中心に、名湯として知られる赤湯温泉や小野川温泉を有する、歴史と伝統が色濃く残る地域だ。
戦国武将・上杉氏の城下町として栄えた米沢には、上杉神社をはじめとする史跡が点在し、往時の面影を今に伝えている。
米沢織や笹野一刀彫などの伝統工芸、上杉まつりや雪灯篭まつりといった伝統行事も、この地ならではの見どころだ。
食では、日本三大和牛のひとつ・米沢牛や、「高畠ワイナリー」を中心に根付くワイン文化など、上質なグルメも楽しみのひとつ。
歴史の趣に触れ、名湯に癒やされ、美食を味わう贅沢な滞在が叶うのが、「置賜エリア」。
静かな山里の時間に寄り添い、旅の疲れを心地よくほぐしてくれる3施設を紹介しよう。
1. ルーラグラン ソラシタ
「ルーラグラン ソラシタ」は、山形県米沢市の田園風景に囲まれたグランピング施設。
置賜地方では珍しい温泉利用ができるグランピングとして知られ、家族連れやカップル、友人同士まで幅広く利用されている。
一年を通して快適に過ごせる設備とアメニティが整っている点も特徴だ。

2. 時の宿 すみれ
山形県米沢市の湯の沢温泉にある小さな温泉旅館。
羽黒川上流の自然豊かな山里に佇み、せせらぎやさえずり音が響く静寂の空間が広がる。
最大の特徴は「おふたり様専用」というコンセプト。
大人向けの落ち着いた設計、随所に光るおもてなしをはじめ、ふたりの時間に集中できる雰囲気づくりが徹底されている。

3. NIPPONIA 白鷹 源内邸
豊かな自然が残る山形県白鷹町にある「NIPPONIA 白鷹 源内邸」は、代々町の発展に貢献してきた地元の豪農の邸宅・源内邸を改装し2021年にオープンした宿泊施設。
広大な敷地内には、母屋を中心にさまざまな造りの蔵が点在。
武具蔵や金庫蔵といったそれぞれの特色を残しつつ、上質な空間にフルリノベーションされている。

海の恵みと山岳信仰が息づく「庄内エリア」のお勧め宿泊施設3選
山形県北西部、日本海に面した「庄内エリア」は、鶴岡市・酒田市を中心に広がる地域。
出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)を擁する山岳信仰の地として知られ、その精神性は精進料理や在来作物を生かした食文化として受け継がれてきた。
2014年には鶴岡市がユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)に日本で初めて認定されている。
一方、日本海の海の幸や庄内米など、豊かな自然が育む食材も大きな魅力で、“食の都庄内”とも称されるゆえんだ。
さらに、世界有数のクラゲ展示で知られる「加茂水族館」や、大型屋内遊び場の「キッズドームソライ」など、家族で楽しめる施設も充実する。
自然と祈り、食の奥深さに触れながら、世代を問わず満喫できるのが「庄内エリア」。
ここでは、その魅力を存分に体感できる3つの宿泊施設を紹介しよう。
1. 月のホテル
「月のホテル」は、酒田駅から徒歩1分に位置するコミュニティホテルだ。
複合施設「光の湊」と一体化しており、館内外には図書館や観光案内所、レストランやバンケットなどが整備。
港町・酒田の歴史や文化を継承し、地域に根ざしたホテルとして親しまれている。

2. 休暇村庄内羽黒
山形県鶴岡市、磐梯朝日国立公園内に位置する「休暇村庄内羽黒」。
出羽三山・羽黒山の麓に広がる自然と歴史の地に佇む宿泊施設だ。
全国35カ所に展開するリゾートホテル「休暇村」のひとつで、庄内地方の風土にふれながら滞在できる宿として知られる。館内には自家源泉「羽月の湯」を引く。

3. たちばなや
古くから名湯として知られる、山形県・あつみ温泉に佇む創業370年の老舗旅館。
清流温海川沿いに立ち、川のせせらぎや美しい山々に囲まれ、錦鯉のある池や四季折々の花が咲く日本庭園を備える静かで安らかな時間を提供してくれる宿だ。
文人墨客にも愛されたあつみ温泉は、湯治湯として有名。

山形の宿泊施設に関するよくある質問
Q
山形旅行するなら、どのエリアに宿泊するのがいいですか?
県庁所在地の山形市を中心に、移動がしやすく名所も多い「村山エリア」がお勧めです。
Q
山形で親子旅行するなら、どのエリアに泊まるべき?
フルーツ狩りが楽しめる「村山エリア」や、自然体験施設が充実した「庄内エリア」がお勧めです。
まとめ
多彩な魅力を秘めた山形県の観光拠点としてふさわしいエリアと宿泊施設を紹介してきた。
自分が訪れたいスポットや旅のスタイルに照らし合わせながら、最適な宿を見つけてほしい。
旅のテーマに寄り添う一軒との出会いが、滞在をいっそう豊かなものにしてくれるはずだ。
まだ具体的な目的が決まっていない人は、山形旅行で外せない観光スポットやグルメをまとめた記事もあわせて参照してみてほしい。