
初めての山形観光でも迷わない【山形駅完全ガイド】
山形県の玄関口「山形駅」は、県内最大の交通ハブであり、観光・ビジネス・日常利用の全てを支える中心拠点だ。
駅周辺にはショッピング・グルメを楽しめるスポットが点在し、魅力的な観光地としての顔も持っている。
この記事では、山形駅の概要やアクセス、お勧めの飲食店などを紹介していく。
初めて駅を利用する人でも迷わず、旅行をより満喫できるようにまとめたので最後まで読んでほしい。
山形駅ってどんなところ?
山形市の中心部にある「山形駅」は東北有数のターミナル駅。
JR山形新幹線「つばさ」のほか、奥羽本線・仙山線・左沢(あてらざわ)線が乗り入れ、幅広い用途で日々たくさんの人が利用している。
バスターミナルも併設するため、交通利便性が非常に高く、県内外の主要都市・観光スポットにもスムーズにアクセスできる。
改札口はメインとなる賑やかな東口と、落ち着いた雰囲気の西口に分かれており、旅行客は東口から出る人が多い。
また、駅ナカおよび周辺には、商業施設や人気名所、飲食店が点在し、観光目的としても十分に楽しめる場所だ。

山形駅へのアクセス
主要都市から山形駅へのアクセスは以下の通り。
どこを起点にしても40分〜2時間ほどと意外と近く、ルートも単純で迷わずに行きやすい。
ただし、都内と比べると運行本数が少ないので、事前に時刻表を確認のうえ乗車便を決めておくのがお勧め。
| 起点 | 経路 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 山形空港 |
「山形空港正面玄関前3番のりば」から山形市内行のシャトルバスに乗車し、「JR山形駅前」で下車、到着 ※1時間〜2時間に1本程度の運行 |
約40分 |
| 東京駅 |
JR「東京駅」からJR新幹線つばさ号に乗車し、「山形駅」で下車、到着 ※1時間に1本程度の運行、上野駅からも直行でアクセス可 |
約2時間40分 |
| 仙台駅 |
JR「仙台駅」からJR仙山線・山形行に乗車し、「山形駅」で下車、到着 ※1時間に1本程度の運行 |
約1時間30分 |
| 大阪国際(伊丹)空港 |
1.「大阪国際空港」からJAL便に搭乗し、「山形空港」で降機 ※1日3便の運航 2.「山形空港正面玄関前3番のりば」から山形市内行のシャトルバスに乗車し、「JR山形駅前」で下車、到着 |
約2時間 |
| 名古屋(小牧)空港 |
1.「名古屋空港」からFDA便に搭乗し、「山形空港」で降機 ※1日2便の運航 2.「山形空港正面玄関前3番のりば」から山形市内行のシャトルバスに乗車し、「JR山形駅前」で下車、到着 |
約2時間 |
山形駅直結の大型商業施設「S-PAL山形(エスパル山形)」
JR山形駅に直結した5階建ての駅ビル型商業施設「S-PAL山形(エスパル山形)」。
2017年のリニューアルオープン以降、観光客と地元客の双方に愛されるショッピングスポットとして人気を集めている。
山形の良さを存分に取り入れた館内は幅広い層が楽しめる構成になっており、買い物から食事まで1ヶ所で完結できる。
特に県内の名店が集う2階「やまがたみやげ 彩」はラインアップが非常に豊富で、地酒・銘菓・スイーツなど山形らしいお土産がひとまとめに揃う。
駅改札口より徒歩約1分というアクセスの良さもあり、移動の合間や旅の締めくくりにふらっと立ち寄れるのも魅力だ。

山形ならではのアイテムに出会える!山形駅周辺のショッピングスポット3選
ここからは、山形駅周辺にあるショッピングスポットを3つ紹介しよう。
いずれも山形の魅力を体感できる場所で、地元産の農産物や加工品、伝統工芸品などと出会える。
見て回るだけでも楽しめ、お土産探しにもぴったりなのでぜひ足を運んでほしい。
1. ぐっと山形
山形県各地の名産品や特産品、民芸品など、あらゆるものがそろう物産館。
館内は、県産品が並ぶ「おみやげ売場エリア」、山形の味覚が気軽に味わえる「フードコートエリア」、館外に設けた「テナントエリア」の大きく3つに分かれている。
「おみやげ売り場エリア」では、約4,000品目もの山形県内の特産品や銘酒などが一堂に集結。
老舗菓子舗による伝統銘菓や自慢の漬物、山形名物の米沢牛を使った加工品などがずらり勢ぞろいする。

2. 山形まるごと館 紅の蔵
紅花商人であった長谷川家の旧蔵屋敷を活用し、山形の歴史・文化と食・特産品・観光情報を一体的に発信する観光複合施設。
館内は、そば処・洋食屋・おみやげ処・街なか情報館・農産物を扱う直売所の5つに分かれている。
特におみやげ処「あがらっしゃい」では、山形にこだわりつくした名産品・加工品・工芸品がずらりと並び、旅の記念や贈り物を探すのにぴったり。
季節限定商品も多く、訪れるたびに新しい発見があるのも嬉しい。
また、同施設は日本遺産「山寺が支えた紅花文化」の構成文化財のひとつで、観光スポットとしても楽しめる。

3. 七日町商店街
江戸時代(1603年〜1868年)から続く城下町の風情を今に残す街歩きスポット。
「七」の付く日に市日(市場を開く日)が立ったことが名前の由来で、現在も老舗の暖簾と新しい店舗が共存する独特の景観を楽しめる。
無電柱化された美しい通りは歩きやすく、雑貨・ファッション・飲食店をはじめ、幅広いジャンルのお店が並ぶ。
散策しながら気になる店にふらりと入り、レトロな喫茶店で休憩しつつ歩く、そんなショッピングスタイルが七日町の醍醐味。
また、国指定重要文化財「文翔館」、イベントが多く開かれる「ほっとなる広場公園」など、見どころの多さも魅力だ。

気軽にご当地グルメを味わえる!山形駅周辺でお勧めの飲食店3選
続いて、山形駅周辺にあるお勧めの飲食店を紹介する。
駅近で便利かつ観光客でも入りやすく、山形の食文化を味わえるのが魅力だ。
満足度の高い食事を楽しめるはずなので、ランチもしくはディナーに立ち寄ってほしい。
1. 栄屋本店
JR「山形」駅から車で約7分。山形名物「冷やしラーメン」が食べられるのが「栄屋本店」。
初代店主が老舗そば屋で12年の修行を経て1932年に現在地に開業。
客からの「冷たいそばがあるのに中華そばの冷たいのは作れないか」に応え、「冷やしラーメン」を開発し1952年に発売。
現在では、山形の夏の風物詩として、山形県内外の人々に愛されている。
1番人気は当店発祥の「冷やしラーメン」。暑い夏はもちろん冬でも多く食べられている。そのほか「中華そば」「なめこラーメン」など麺メニューが豊富。

2. おやつ屋さん
山形人なら誰もが知るソウルフード「どんどん焼き」の専門店「おやつ屋さん」。
これまでに数々のメディアで取り上げられてきたB級グルメの名店だ。
山形駅西口から徒歩約8分、地元の人々に愛される居心地の良い空間で楽しめる。
ちなみに、どんどん焼きとは、小麦粉を水で溶いた生地を鉄板で薄く焼き、具材をのせて作る屋台発祥の粉もの料理。
お好み焼きのような見た目に外はカリッ、中はしっとりとしたクセになる味わいが特徴だ。
同店では、スタンダード(ソースorしょうゆ味)のどんどん焼きをはじめ、チーズ・ピザ・食べラーなど、個性的な種類もメニューに並ぶ。

3. 味の店 スズラン
山形駅から徒歩5分、飲み屋街の目抜き通り「すずらん通り」に店を構える老舗大衆割烹「味の店 スズラン」。
日本海直送の天然魚と魚介類、自家栽培した野菜など、新鮮な素材を使った料理をリーズナブルな価格で堪能できる。
メニューは100種類以上と圧倒的な品揃えを誇り、特に「イカぽっぽ焼」、「魚ギョウザ(揚げ餃子)」、「スズランピザ」が人気だ。
また、芋煮汁や玉こんにゃく、だだちゃ豆といった山形の郷土料理も充実し、食と地酒を一度に楽しめるのも魅力。

初めてでも安心!山形駅周辺の人気宿泊施設3選
初めての山形旅行なら山形駅周辺に宿泊しよう。
空港や県内外、各スポットへの移動がしやすく、さまざまな面において利便性が高い。
ここでは人気のホテルを3つ紹介していく。
駅近で迷いにくく安心感があり、すき間時間も有意義に使えるので観光がより充実するはずだ。
1. ホテルメトロポリタン山形
JR山形駅東口直結という抜群の立地に構えるシティホテル。
タクシー・バス・空港ライナー乗り場が目の前にあり、悪天候でも移動が快適で周辺スポットにもアクセスしやすい。
隣接するS-PAL山形でのショッピングもそのまま楽しめ、観光拠点として申し分ない利便性を誇る。
館内は落ち着いた雰囲気で、上質かつ機能性を兼ね備えた空間でゆったりとくつろげる。
シングル・ツイン・ユニバーサルなど和洋の多彩な客室タイプを用意し、1人旅や家族、カップル旅行と、さまざまな用途で使えるのもポイント。

2. 山形駅西口ワシントンホテル
「霞城セントラル」内に位置する山形で唯一の高層ホテル。
山形駅とはペストリアンデッキでつながっているため、外に出ずにチェックインができる。
最大の魅力は、「夜空の星に一番近いホテル」として親しまれる圧倒的な眺望だ。
フロントは24階、客室は19〜21階にあり、市街の夜景はもちろん、蔵王・朝日連峰・月山の絶景が広がる。
サービス・アメニティ類が充実するほか、多文化・多言語でのおもてなしも特徴で、訪日観光客も安心・快適の滞在がかなう。
また、駅西口は東口と比べると飲食店や商業施設が少なく夜は静かなので、ゆったりと過ごしたい人にお勧め。

3. 山形国際ホテル
JR「山形」駅東口から徒歩7分の好立地にある、客室数177室、262名の収容が可能な大規模ホテル。
駅前の繁華街まで徒歩5分、山形の観光スポットとして有名な蔵王や山寺までも車で40分の立地が自慢で、観光にもビジネスにも便利。
山形の美しい景色を眺めることができる専用バスルームがついたデラックスツインルームをはじめ、実用性のあるシングルルームやツインルーム、小さなお子さま連れでも安心な和室など、さまざまな部屋タイプが用意されているので、メンバーや目的に応じて選べるのもうれしいポイント。

旅行プランに組み込みやすい山形駅の周辺観光スポット5選
山形駅は旅行拠点だけでなく、観光場所としても楽しめる。
ここでは駅周辺にあり、プランに組み込みやすい人気スポットを5つ紹介しよう。
歴史・景観・文化を通じて山形の地域性を感じられるのでぜひ足を運んでほしい。
1. 霞城公園(山形城跡)
「日本100名城」に認定された「山形城」の城跡を整備した都市公園。「山形城」は、本丸・二ノ丸・三ノ丸の三重の堀と土塁で囲まれた全国有数の規模を持つ輪郭式の平城。
現在の城郭は第11代城主である最上義光(1546〜1614)が築いたものが原型とされている。
公園は本丸・二ノ丸と三ノ丸の一部。
約35.9haの広さを誇る園内には、約1,500本もの桜が植えられ、山形随一の桜の名所としても知られている。
満開に咲き誇る可憐な桜が、趣のある城跡を彩り風情たっぷり。

2. 文翔館(山形県郷土館)
大正5(1916)年に山形県県庁舎及び県会議事堂として建てられたレンガ造りの建築物。
英国近世復興様式で当時の県総予算の25%にあたる40万円を投じて竣工したそうだ。
昭和50(1975)年に県庁舎としての機能が移転されて以降は、文化財として保存することとなり、昭和59(1984)年に国の重要文化財に指定された。
平成7(1995)年からは山形県郷土館(文翔館)として開放されており、山形市を代表するシンボルとなっている。

3. 山形県立博物館
山形市の霞城公園内にある地学・動物・植物・考古・歴史・民俗の部門を有する総合博物館で、開館は1971年。3つの展示室で構成される館内では、山形県の自然や歴史、文化を学べる資料を常設展示する。
第1展示室は山形のなりたちや森林・気候変化、第2展示室では旧石器〜縄文時代から米づくりの暮らしまでの歴史を紹介。
第3展示室では近代以降の郷土文化や玩具などを扱う。

4. やまがた酒巡り Chetto
山形駅西側に隣接する、霞城セントラル1階にあるやまがた観光情報センターに入る、お酒の試飲スペース。
「Chetto=ちぇっと」は山形弁で「ちょっと」を意味し、少しずつさまざまな酒蔵のお酒を味わうことができる。
常時42種類の酒が準備されており(うちワインが12種類)、3ショット500円、6ショット1,000円で試飲可能。

5. もみじ公園
静寂と四季の美しさを味わえる池泉回遊式の日本庭園。
真言宗の古刹・宝幢寺の庭園を山形市が整備し、都市公園として開放した歴史および格式を持つ。
紅葉が見事なことで知られ、秋には園内のカエデが赤や黄色に染まり、辺り一面をもみじが覆う。
水面に映り込む鮮やかな景観も見どころで、時間を忘れてしまうほど見るものを魅了する。
入園は無料、「心」の文字をかたどった「心字池」のほとりを巡る遊歩道を散策しながら静かに過ごすひと時は格別だ。
また、園内併設の茶室「旧宝幢寺本堂(通称:宝紅庵)」では、観光客が気軽に抹茶を楽しめる「日釜」が開催され、日本の風情をひときわ深く感じられる。

迷った時は「山形駅観光案内所」へ
「山形駅観光案内所」は、JR山形駅改札口前の待合室内に設置された公式の観光案内窓口。
スタッフが常駐するカウンター形式で、市内の観光マップ・パンフレット配布、交通案内、イベント紹介など、幅広いサポートが受けられる。
旅行に必要な情報から地元ならではの情報がワンストップで手に入るほか、相談対応も可能で何かと役に立つ。
営業時間は9時〜17時30分(年中無休)、英語が話せる職員もいるため、外国人旅行者も気軽に利用できる。
山形駅で困った時は立ち寄り、より充実した山形観光を楽しんでほしい。
また、広範な観光情報を求める場合は、西口直結の霞城セントラル1階にある「山形市観光案内センター」に足を運ぶのがお勧め。

山形駅に関するよくある質問
Q
山形駅周辺で時間を潰すには?
駅から徒歩圏内にある「霞城公園」・「山形県立博物館」に足を運ぶ、駅直結の大型商業施設「S-PAL山形」でショッピングなど、さまざまな形で楽しめます。
Q
山形駅で買えるお勧めのお土産は?
山形名物の梅菓子「乃し梅(佐藤屋)」、名産のさくらんぼを使ったゼリー菓子「山形さくらんぼきらら(加藤物産)」などがお勧めです。
Q
山形駅周辺は車なしでも観光できる?
徒歩だけでも十分に観光を楽しめます。バスを使えば遠方の主要スポットにも行けるので車がなくても不便を感じづらいでしょう。
まとめ
山形県の玄関口「山形駅」の基本情報やアクセスを紹介してきた。
新幹線・在来線・バスターミナルが集まる山形駅は、観光およびビジネスに使いやすい動線が整っている。
周辺にはS-PAL山形や霞城公園、文翔館など見どころも満載で、魅力がコンパクトに詰まった観光拠点にぴったりな場所だ。
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